SCHOOL LIFE

学校生活

校長室便り 2020年4月27日

 4月16日の毎日新聞「余禄」に次のような文が掲載されていました。
「ニュートンはペスト禍で閉鎖された大学から故郷に戻り、
存分に思索の時間を得た一年半の間に万有引力発見などの3大業績を達成したのだ。
悲惨な疫病を逃れる巣ごもりから生まれた「驚異の年」-人類の大きな前進である。」

 人類はこれまでにも多くの災禍に見舞われています。黒死病と呼ばれるペストもその一つ。
貴い多くの命が奪われました。今私たちが強いられている新型コロナウイルスの対策。
人類は何度も同じような問題に苦しみ、そのたびに乗り越えてきました。
隔離政策も今に始まったものではありません。ニュートンの記事もその一例です。
 先日井手副学院長先生と話している時、井手先生がこんなことをおっしゃっていました。
「大学生になった年は学生運動が激しく、半年間大学で勉強ができなかった。
でもその半年のおかげでしっかりとドイツ語を勉強することができた。今の自分はあの半年のおかげだ。」
とおっしゃっていました。授業ができない間、何もしないでいることも、井手先生のように何かに打ち込むことも、一人ひとりの自由です。
 学校が閉鎖されているこの時期に、ニュートンのようにしっかりとモノを考える時間を持ちましょう、
などと言うつもりもありません。なすべきことをなす時間にしましょう。
人類は今までも様々な災禍を知恵と忍耐と努力で乗り越えてきたことを私たちは知るべきだと思います。
乗り越えられたのは何もしなかったからではなく、一人ひとりがしなければならないことをしてきたからだと思います。
その中で命がけで考え行動した人々がいることを私たちは忘れてはいけないのだと思います。
この困難を乗り越えるために、医療関係者を始め多くの人々が今戦っています。
私たちはそのことをしっかりと見つめ、自分たちの行動を考えるべきだと思います。
そして自分自身を見つめる時だと思います。
 既出の毎日新聞の記事は続きます。
「一気に進んだテレワークは、人々の『自宅からの発想』のネットワークで世界を変えるかもしれない。
14世紀のペスト禍がルネッサンスの触媒になったように、新たな技術、価値、産業の培養土になりうる私たちのコロナ体験である。」
 
 ペスト菌は1894年にパスツール研究所そして北里柴三郎先生によって発見されたことで知られています。
2024年紙幣の肖像画が北里柴三郎先生になることが発表されています。私たちはその時をどのように迎えているでしょうか。
新型コロナが触媒となって新しい時代を生み出すのかもしれません。それを作るのは私たちです。そしてあなたです。

 今日は武内先生の家庭科の授業の一部を紹介して終わります。みんな頑張ってますね。
コメントを使わせてくれた方、ありがとうございます。

  
 今日も良い一日となりますように。