SCHOOL LIFE

学校生活

校長室便り 2020年5月13日

 

 学校の花々が綺麗に咲いています。バラ園のバラも咲き始めました。先日の校長室便りで部室わきにハナミズキの花が咲いていると書きました。ハナミズキの花を見ると私は横浜女学院の合併創立者である金子正先生のことを思い出します。若い頃、金子先生のご自宅に伺ったことがあります。ある時、庭に咲くハナミズキの花を見ながらおっしゃった2つのことを思い出します。

 1つ目は「ハナミズキは日本がアメリカ合衆国に桜を送った返礼に送られてきたものである」とのこと。当時アメリカ海外セミナーでは、ワシントンDCのポトマック川沿いに桜の木を植える活動をしていました。ポトマック川沿いの桜並木はとても有名です。1912年に尾崎東京都知事が桜の苗木を送った後も、最初のものは多くが枯れてしまい、維持するには大変な努力が必要であったとのことです。当時海外セミナーに参加した卒業生から、社会人になってワシントンDCを訪問した折、あの時植えた桜を探してみた、というコメントをいただいたことがあります。ジェファーソンメモリアルの脇に植え続けたのですが、ポトマック川の氾濫などで、どれがその木だったのか分からなくなってしまいました。個人的に訪問する際には、勝手にこの木に違いないと宣言することにしています。

 2つ目は「ハナミズキと十字架」。

 ハナミズキは昔、太くしっかりした幹だったので、イエス・キリストを磔にする十字架の材料にされました。ハナミズキの木はそれを深く悲しみました。すると、復活したイエス様が現れ、「もう二度と十字架にされないよう、細くて曲った木にしてあげよう」といわれ今のように曲がった幹の細い木となったということです。花びらは十字架の形になり、中央の花はイエスの冠のような形になり、実はイエスの血の色の赤となり、イエスの受難を今も人々に伝えているのです。この話を教えて頂きました。この話はあとから作られた話ですが、アメリカではこの花が大変愛されています。

 花言葉に『love undiminished by adversity(逆境に負けない愛)』があります。

 皆さんはこの言葉どう思いますか。今の私たちへの言葉のように感じませんか。自宅待機で誰もがつらい時です。自分だけでなく、あなたの周りの人たちのために心を配れる人になりませんか。親御さん、兄弟、友達、医療従事者、私たちのライフラインを守ってくださっている人々へLOVE undiminished by adversity

 今頑張っているあなたにも感謝。

 ハナミズキの花は来年も咲きます。

 今日も良い日になりますように。