SCHOOL LIFE

学校生活

校長室便り 2020年5月27日

 昨日26日(火)の朝日新聞「折々のことば」にヴィクトール・E・フランクルのことばが載っていました。

 以前、井手副学院長がフランクルの「夜と霧」を紹介していたのを覚えていますか。

 第二次世界大戦中の「或る心理学者の強制収容所体験」。言葉にしてしまうとこれだけですが、そこでの一日一日は私たちの想像をはるかに超えるもの。命そして、人としての尊厳の消失。人とは何か。生きるとはどういうことか。

 フランクルはこの本の中で「あなたが経験したことは、この世のどんな力も奪えない」「私たちが経験したことだけでなく、私たちがなしたことも、私たちが苦しんだことも、すべてはいつでも現実の中へと救い上げられている。それらもいつかは過去のものになる」と述べます。

 私たちの今も、いつかは過去のものになります。だから今をしっかり見よう。今をしっかりと生きようと思います。

 またフランクルは次のようにも言っています。「私たちはおそらくこれまでのどの時代も知らなかった人間を知った。人間とは何かを常に想像する存在だ。人間はガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りの言葉を口にする存在なのだ。」

 フランクルほどの経験を私はしたことがありません。苦しみの中から人としての存在価値を見出す心理学者のことばには力があります。

 私たちの今がそうなのではないでしょうか。人として何を学ぶのか。人としてどう行動するのか。そこから学ぶことがきっとあるはずです。

 「夜と霧」読んでみてください。

 

 

「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」

(マタイの福音書11章28節)

 

 今日も良い日でありますように。