SCHOOL LIFE

学校生活

校長室便り 2020年6月3日

 この校長室便りを書くことにしてから、いつもより書くことを意識して、いろいろなものを読み、人の話を聞くようになったと思います。同じ言葉を読んだり聞いたりしても、聞いている側の受け取り方で、言葉の重みも、印象も異なってきます。

 

 皆さんはいかがですか。3月からの3か月。友達と直接会えず、家族との時間が増えたのではないでしょか。家族の人の言葉を皆さんはどのように受け取りましたか。皆さんの言葉はどのように伝わりましたか。

 

 12歳から18歳の中学生は心と体と頭が発達する時です。発達の仕方も時期も個人差があり、環境があります。ある卒業生と在学時代の話をしていると、中学2年生の時なぜあんなにイライラしていたのか分からないと言っていたのを思い出します。

 

 それも正常な成長の過程なのだと思います。

 

 脳科学者の中野信子さんのことを以前にも紹介しました。中野さんは「思春期にある人には特に、眼窩前頭皮質、背外側部、上側頭部の領域の発達が大切であること。そのためには食事と睡眠、そして良質なコミュニケーションが不可欠であること。」と説明しています。生徒の皆さんと接しているとそのことを実感します。

 

 この大切な時期に心が成長しないと、脳のそれぞれの分野が司る、共感性、意思決定、社会性の部分が成長しないまま大人になってしまいます。

 

 さて、誰もが我慢を強いられている時、私たちはどうしたらよいでしょうか。どうやって心の壁を広げたらよいでしょうか。思春期の心の葛藤は大人に成長するための必要な時。どのように乗り越えるかが人生にとって大切になります。今の時、大人だって苦しんでいます。大人だって成長しなければならない時です。ましていわんや皆さんにとっての今は、何を感じ、何を考え、どう過ごすのかが重要です。

 

 昨日の校長室便りで、横浜大空襲での出来事を紹介しました。自分のためには頑張れなくても、人のために大きな力を発揮することができます。自分の人生をどう生きるのか、そのために今をどう過ごすのか。心の壁を広げる時にしたいものです。

 

 この言葉は皆さんにどのように届いているでしょうか。ぜひ教えてください。

 

「わが子よ、わたしの言葉に心をとめ、わたしの語ることに耳を傾けよ。

それを、あなたの目から離さず、あなたの心のうちに守れ。

それは、これを得る者の命であり、またその全身を健やかにするからである。

油断することなく、あなたの心を守れ、命の泉は、これから流れ出るからである。

曲った言葉をあなたから捨てさり、よこしまな談話をあなたから遠ざけよ。

あなたの目は、まっすぐに正面を見、あなたのまぶたはあなたの前を、まっすぐに見よ。

あなたの足の道に気をつけよ、そうすれば、あなたのすべての道は安全である。

右にも左にも迷い出てはならない、あなたの足を悪から離れさせよ。」

 

箴言4章20節~27節

Have an awesome day! 今日も良い一日を。