SCHOOL LIFE

学校生活

校長室便り 2020年6月17日

 経済協力開発機構(OECD)が2019年12月に公表した18年の国際学習到達度調査(PISA、ピ ザ)で、日本は読解力が15位(504点)と前回(15年)の8位(516点)から急落しました。何が原因なのか。調査の責任者であるアンドレアス・シュライヒャーOECD教育・スキル局長は日本の読解力の結果 について「OECD平均を上回っており、決して低くない」としつつ、「『デジタルの世界で読む』という 行為に不慣れなのかもしれない」と指摘しています。 PISAは前回の15年調査からコンピューター方式に変わりました。画面でブログやニュースなどの資料を読み、答えをマウスで選択したり、キーボードで入力したりします。次の大問に進むと、戻って解答の修正ができません。日本の生徒はコンピューター方式に慣れていないことが成績低迷の一因と考えられています。しかし、全国学力テストの国語で弱点に挙げられている「事実と意見などを読み分け、要約したり要旨を捉えたりする力」の不足が露呈したという側面も否定できません。シュライヒャー氏は「複数の情報 を比べて、書かれていることが『事実』なのか、それとも筆者の『意見』なのかを区別できなければならない」と話します。「近年、読むという行為の性質は大きく変化した。紙の書物は専門家が内容を精査し、書かれてある内容が正しいものだと信じられていたが、インターネットにあふれる情報は真偽 がわかりにくいだけでなく、答えも一様でない。フェイクニュースが広がる社会で、読解力はより重要な能力になっている」と強調しました。

 新型コロナウイルスはいつ収束して平常に戻れるのか。新しい生活スタイルは私たちの生活をどのように変えるのか。

 ICTの準備はしていましたが、こんなに急に全ての科目を一斉に行うようになるとは思っていませんでした。

 新型コロナウイルス、そして新しい社会への対応として様々な情報があふれています。何が正しい情報なのか分からなくなることもあります。しかし私たちはそれらをもとにして判断し、行動に移さなければなりません。情報を読み、理解し、判断する力。そして行動する力。読解力を養う必要があります。正しく判断し行動できるものでありたいと願います。

 大変な今だから、今が大切。目をしっかりと開いて今の時を見ましょう。明日のために。未来のために。

 今日も良い日になりますように。