SCHOOL LIFE

学校生活

校長室便り 2020年7月3日

 読売新聞の書籍の紹介に國分功一郎氏の「哲学の先生と人生の話をしよう」が紹介されていました。 

「羽のない人間にとって自由とは、空を飛ぶことではない」   

 鳥のように空を飛びたい。そう思ったことはないでしょうか。しかし私は鳥ではない。なぜ私は鳥ではないのかという疑問は誰にぶつければいのか。 

 今は飛行機もある。ハングライダーや様々な空を飛ぶための装置も工夫されました。でもやはり人間は人間。鳥ではない。 

 先の書籍の紹介では「自由とは、自分に与えられた心身の能力を十分に発揮すること。」と続きます。 

 つい自分は、自分を他の人と比べて自分にはないものを嘆きます。 

 

 人生もそうかもしれません。敬愛する先生からウイリアム・バークレーの詩を昨日紹介いただきました 

 

「もっと立派なものをめざしたけれども ついに到達できなかった人 もっと気高く生きたかったけれども 世に輝くことのできなかった人 短気をおさえようとしながらも どうにもそれができない人 事業で名をあげ金持ちになる そう願いつついつも貧乏 利口でもなく 善人でもなく 努力のかいもないと思っている人 こういう人を 主よ、祝福したまえ その一人のしもべを祝したまえ そして もう一度やってみる 勇気をあたえたまえ」

 私は毎日多くの方と話します。ただ聞くだけの場合もあり、またはアドバイスをしたり、判断を求められることもあります 

  最善のアドバイスや判断をしたいと思っていますが、時として迷うこともあります。それで苦しんだこともありますが、今は自分に羽のないことを知りました。 

 でもそれを恥じる必要はないのだと思います。 

 昨日私と話をした方が、もしこれを読んでくださっていたら、ぜひ知ってください。羽がないのはあなただけではありません。 

「羽のない人間にとって自由とは、空を飛ぶことではない」 

 私は羽がないことを嘆くよりも、今自分であることを誇りたい。 

 そしてこう祈ります。 

こういう人を 主よ、祝福したまえ その一人のしもべを祝したまえ そして もう一度やってみる 勇気をあたえたまえ 

 そして、あなたがたは真理を知り、 真理はあなたがたを自由にします。」 

ヨハネによる福音書8・32 

 

これを読んでくださっている皆さんに、今日も良い時を過ごせますように