SCHOOL LIFE
学校生活
ソフトテニス部 活動報告
県私立中学校大会個人戦 〜一球一打に全てを発揮!〜
中学3年生が、1月の県私立大会個人戦で、中学校生活最後の大会を迎えました。
1〜3年生10校121ペアが参加して行われました。1月15日に2回戦までが行われ、2月12日にベスト32に残ったペアが続行戦を戦いました。2回戦までで負けてしまえば、3年生にとっては中学校での部活動生活がそこで終わりとなってしまいます。「絶対に負けたくない!」という気持ちからくる緊張を抑えて、リラックスしていつも通りプレイすることができるかどうかが課題でした。
昨年度もゲームカウント0-3から巻き返して続行大会進出を決めた先輩がいましたが、今年もドラマがありました。自分たちのプレイができずに1ゲーム目を落とし、チェンジサイズで涙目。そこから奮起し、次のゲームは4-0で取って流れを作ったペアがいました。4ゲームを終えてゲームカウントは1-3、あと1ゲーム落とせば負けてしまうところでしたが、「頑張りすぎ」から動きすぎていた前衛が気持ちを落ち着かせて臨み、勝ちきることができました。
負けてしまったペアも、一球一打に思いを込めて打ちきりました。ゲームカウント0-3から、前衛がボレーに飛び出して(ポーチ・ボレー)、相手の強打を取り、ポイントすることもできました。この前衛の部員は、ポーチ・ボレーがずっとできなかったのですが、ここでやり遂げたのです。
結果、8ペア中、2年生1人を含む3ペアが2回戦までを勝ち抜いてベスト32に入ることができました。3回戦で2ペアが敗退、4回戦で残る1ペアが敗退し、目標としていた成績には届きませんでした。それでも、「自分よりずっと強い」と思っていた相手と打ち合った場面では、自分たちの成長を感じられたようでした。今日対戦した他校の部員たちの多くとは、高校の試合でも対戦することになります。「高校生になって対戦したときは勝つ!」と気持ちを新たにしている部員もいました。
中学生最後の大会で、部員たちは多くのことを感じたようです。ずっと一緒にテニスをしてきたペアに、一緒に取り組んできた同じ学年の仲間・後輩・先輩に、支えてくださった保護者の方に、よくしてくださった他校の先生方に感謝を感じていました。
私たち顧問も、頑張る部員たちを連れて大会に来るのはとても楽しかったです。続行大会に来ることができなかった年度もあったので、部員たちが続行大会に連れてきてくれたことにも感謝しています。
3年生の想いを受けた1・2年生に、そして思いを新たに高校生になる3年生に期待しています。