本日は、東北学院大学の藤野つたえ先生をお招きし、宗教改革記念礼拝を守りました。講壇横には、ルターの紋章に描かれていることから、バラの花が飾られました。

「あなたの言葉は私の足の灯。私の道の光。」（詩編119:105）

ローソクの灯が、電気のない時代の人々にとって生命線であったように、聖書の言葉は私たちにとっての生命線です。どれだけ早く正しく良質な情報を手に入れるかが問われる時代の中で、目の前をぼんやりと照らすだけの灯は、心もとなく思うでしょうか。なんでも公開され、夜も暗くならない世の中に生きていますが、実は、何が起きるかはわからず、何が本当なのかわからない暗闇の中を、私たちは歩いているのかもしれません。宗教改革者ルターは、時代は違えど人々が暗闇の中を歩む時、神の言葉に信頼して歩みました。ルターは灯を見つけ、踏み出します。その小さな一歩はやがて大きな波となり、プロテスタント教会が誕生し、横浜女学院にもつながります。岐路に立つ時、神さまが見せてくださる灯に信頼し、踏み出していきましょう。