Information

お知らせ

Information

能登スタディツアー(1日目)

8月21日~8月23日の期間で能登スタディツアーに行って参りました。

初日は羽田空港からのと里山空港に向かい、空港からバスで輪島朝市に向かいました。ここでは朝市の様子の見学や、震災当時のことを被災者の方々からお聞きし、ニュースだけでは知ることのできない状況を教えていただきました。震災前の輪島朝市は室外で販売していて、かつ141店を構えていたのでとても賑わっていましたが、現在は62店舗しか営業しておらず、一時期は観光客が当時の1割、2割しか来来なかったそうです。去年6月からは公費解体が始まり、通りに並んでいたテントは去年7月から「出張」という形で市内の商業施設で営業しています。今の来客人数は1.5倍に増え、活気を取り戻しつつあります。
輪島のまち散策では、倒壊している家を自分の目で初めて見ることができましたが、やはり画面越しでは伝わらないことがあることを改めて実感しました。解体工事が進んでおり輪島の中で倒壊寸前の家を見られることはほとんどないので、実際に目の当たりにしたことを自分なりに伝えていきたいです。また、街中を歩いていると信号が見当たらず疑問に思っていると、「震災前は建物があって周りの道が見えないから信号機が必要だったが、震災で焼け野原になって更地になったため障害物がなくなり、どこから車が来ているか肉眼で確認できるため信号がいらない」というお話を聞き、衝撃を受けました。
初日の最後は、ケロンの村に行きました。ケロンの村は里山、自然共生型の体験施設です。元教員だった上乗秀雄さんが耕作放棄地だった土地を一から整備し、木を切って建物を建て、小川や田畑を作るなど一から手作りで作られた場所です。ここではケロンの村を運営しているお二人からお話を聞き、その後ピザ作りをし、能登の自然の豊かさを体験することができました。