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能登スタディツアー(2日目)

2日目の午前中には、3グループに分かれ仮設住宅の方々や現地の小学生の方々などと交流しました。仮設住宅では心の復興をテーマに高齢者の方々とジェンガやババ抜き、ボッチャを行い、能登の方々との親睦を深めました。様々な貴重なお話をお聞きすることができましたが、その中で特に心に残っていることは、高齢者の方々が私たち生徒よりも何倍ものエネルギーがあふれ、今この瞬間を楽しんでいるように見えたことです。震災という大きな障壁にぶつかり、乗り越え難い多くの困難に見舞われたにも関わらず、明るい現地の方々の強さにとても心が動かされました。また、心の底から純粋に私たちが仮設住宅を訪れたことを喜んでくださり、人を助けることの嬉しさを実感し、また人を助けられることがしたいと強く感じました。この経験を通して、今後何か挑戦をする際に、「小さなことでも失敗しそうでもとにかくアクションをとってみる」という気持ちを持つことを身につけることができました。
小学校では、1年生から4年生までの生徒の方々と交流しました。夏休みの宿題を一緒に行ったり、能登に伝わる伝統的な将棋の駒を使った遊びにも挑戦するなど、交流をしながら能登について子どもたち特有の視点から理解を深めていきました。初めてのことも多くありましたが、子どもたちの素直であたたかい笑顔に触れ、とても充実した時間を過ごすことができました。
午後はK3、Open Japan、復興推進課の方々の講演会を聞かせていただき、その後ノトノミライという横浜女学院の生徒、明治学院大学の生徒、能登高校の生徒と意見交換をしました。講演では能登に関わるみなさんの、自ら行動する行動力がとても大きいと感じ、高校生だからできないなどは理由にならないと思いました。ここで学びを終わりにするのではなくて、この経験を活かしてもっともっと学びを深めていきたいなと思います。またこの震災を良い方向に生かすこと、これをチャンスだと思う事と言う良い方面もあるととらえる大切さを学びました。
ノトノミライの時間では班ごとに意見交換をして、【個のミライ】、【震災のミライ】について話し合いました。話し合いでは各々の住んでいる場所や価値観を共有して最後に全体で意見交換を行いました。対話でここまで意見を深められたのは初めてのことでした。視点が多角的になり、お互い新しい気づきを与え合っていたのがとても印象的でした。私たちの今回のスタディーツアーで1番深く印象的だった一つのプログラムです。