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4/6(月)校長メッセージ

愛誠園に長年咲き誇っていた桜が、老木となって様々危険があるために伐採されたのが昨年の晩春。

この春、その伐採した樹木の、ほんの小さな幹片から、ひこばえがでて、何とも可憐に花を咲かせました。なんという生命力の強さでしょう。

幹片となってもなお、春をわすれない桜の営みに、目頭が熱くなるのをおぼえました。

毎年春に私たちを喜ばせていた桜の木は、その生を終えたかのようでしたが、こうしてまた私たちの目を楽しませ、喜ばせ、命とはなんと強いことかと励ましてくれます。

ちなみに、あの桜の古木の幹は本校の机やいすを手掛けてくださっている宮城県の工場に運ばれて、姿を変えて私たちの元に戻ってきてくれることになっています。樹木としての生は終えたけれど、木材としての新たな命が吹き込まれるのです。

 

「ひこばえ」は、生命力の強さを言いあらわす春の季語です。ひとつご紹介しましょう。

大木の蘖(ひこばえ)したるうつろかな  高浜虚子